米原子力空母艦載機の厚木基地での離着陸訓練に抗議を込めた監視活動
昨日9月1日、米海軍は米原子力空母の艦載機の離着陸訓練を厚木基地で9月1日から6日まで行うことを防衛に通告しました。訓練当日の通告になったことも異例のことで、県や地元自治体も反対する中訓練が実施されています。
私はこのような訓練に抗議するとともに、訓練の状況を確認・監視するために2日の午後厚木基地に行きました。
保土ヶ谷バイパスの本村インターを降り厚木街道を進むと、瀬谷郵便局付近で前方に米軍の戦闘機が見え、少し遅れて「ゴォォォー」という低い騒音が聞こえました。
大和駅で地元の宮応市会議員らと合流し、厚木基地の北側にあるふれあいの森の駐車場付近からその訓練の様子を見ました。
これほど近くで訓練を見るのは初めてでしたが、その爆音は今までに経験のないほどのもの。その爆音は私の体の中、私の心臓を震わせ、心臓が痛くなるほどでした。
その爆音は、3分間隔の時もあれば、30秒ぐらいの間隔の時もあるなど本当にひっきりなしに飛んでいました。また、私たちが見ていた場所のすぐ下には相鉄線の電車が通っていましたが、電車の騒音がかわいく感じられるほど比較にならないほどの爆音でした。
私の携帯のカメラでも撮影できるぐらい近くを飛んでいました。
ふれあいの森の近くには草柳小学校があり、そのグラウンドでは少年野球チームが練習をしていました。このような訓練が昨日行われ、小学校では授業ができたのか、子どもたちが外で体育をするときにはどういう状況なのか本当に心配になりました。
その後、基地の南側にある大和ゆとりの森に行き、状況を確認しようとしましたが、その時には訓練が終わったのか、艦載機の離着陸はなくプロペラ機が1機着陸しただけでした。
大和ゆとりの森は、大きな公園となっており、サッカー場ではサッカーチームの子どもたちが練習をしたいたり、遊具では多くの子どもたちが遊んでいました。
また、そこには、着陸する米軍機のための誘導灯があり、着陸する戦闘機などが間近に通るところでもありました。そのため、大きな望遠レンズをつけたカメラを持っている方もたくさんいました。
最後に着陸した米軍機。大和ゆとりの森の中にある誘導灯の近くから撮影。
厚木基地周辺の方々はこの爆音の中で生活をしています。横須賀に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンが入港するたびにこの爆音の中で生活しなければなりません。原子力空母は横須賀に入港する際には艦載機をすべて飛ばした後に静かに入港します。その差はどんなに違うのか。
横須賀の人はこの爆音のことについてもっと知り、体験し、厚木基地周辺の方々の苦しみを共有しなければならないと思います。
改めて原子力空母の入港がどれだけ多くの方を苦しめているのかを体感し、こんな理不尽なことを許してはいけないと実感させられました。