原子力艦船の防災対策の改定
今日の神奈川新聞の1面に原子力艦の防災対策での避難基準の見直しを政府が進めているとの報道がありました。11月に開催される有識者による検証のための作業委員会で見直しを提案し、検証を始めるとのことです。
http://www.kanaloco.jp/article/129156
2011年3月11日の東日本大震災による福島第1原発事故以後、私はこの問題を何度も横須賀市議会で取り上げてきました。
「最低でも国内の原子力発電所並みの原子力防災対策を」と何度も市長と論議を交わしました。
市長も基準の違いを統一するように国に求めるようになりましたが、ようやく動き出しそうです。
また、この問題を日本共産党国会議員団にも要請し取り上げてもらいました。昨年5月の参議院決算委員会では、田村智子参議院議員がこの問題を取り上げ、さらに今年3月の予算委員会分科会でもはたの君枝衆議院議員がこの問題を取り上げました。
ようやく、動き出すのかと感慨深く記事を読みました。
私は、これまで一貫して原子力艦を横須賀に入港させることに反対をしてきました。
それは、原子力空母や原子力潜水艦の配備は、横須賀を海外の出撃拠点とするものであり、憲法9条や軍転法の精神から言ってもおかしいものであり、平和を進めることとは相いれないこと。
そして、もう一つは首都圏で原子力事故が起こったら、多くの被害を生むことになり、安全対策の上からも到底認めることができないというものでした。
しかし、現に原子力艦が入港している以上、万が一の対策をとっておく必要があるとして、災害・防災対策の強化を述べてきました。
今後の作業委員会での論議をしっかりと見ながら、さらに県議会、市議会にも働きかけていきたいと思います。