代表質問2 ~労働状況の改善を~
先日の代表質問についてです。
今日は、労働状況の改善に向けた取り組みの強化を求めた内容についてです。
先日のブログの中で人口減少問題を取り上げ、子どもの出生数が大幅に減少していることの認識とその改善のためには、20代30代の子育て世代の労働状況の改善を図ることが根本的な課題だと指摘したことを掲載しました。
現在、20代30代の約半数が非正規雇用という不安定雇用にさらされています。また、正規社員になっても超過密労働、さらにはブラック企業の存在などで、働く環境が悪く、追いつめられる状況も多くあります。介護など福祉の現場で働く人たちも、労働に比して賃金が安いという状況もあります。この若い世代の労働状況の認識を市長に問いながら、本当に人口減少問題に取り組むならば、この問題に触れなければいけないと指摘しました。
私は、横須賀市だけでこのような状況を改善することは難しいのはわかっていながらも、この問題を認識し、市としてできることがあるということで続きの質問をしました。
例えば、学童保育の指導員の労働状況の改善について取り上げ、さらに、市立保育園を民営化したほうが市の支出が削減できるとした市の姿勢に対して反対しながら、民間保育園の保育士さんの労働状況の改善を市が取り組むこと、介護報酬の引き下げが介護従事者の労働条件をさらに悪くすることの認識と横須賀市の状況について市長に質問しました。
市の財政が楽ではないことはわかっていますが、それでもできることがあるし、できることを発信していかなければなりません。短期的な視点でとらえるのではなく、将来の方向性をしっかりと示しながら、それに向かって、今何をやるのか、今何をやらなければいけないのか、今情報として何を発信していくのかなどを判断し、実行することが大切だと思います。
人口減少問題、若い世代の労働状況の改善。長期的、総合的な市としての取り組みが求められているのではないでしょうか。